概要
Model 52610は、LVDSデジタルI/Oを搭載した VPXタイプのFPGAボードです。
FPGAはXC6VLX130T, LX240T, SX315Tをサポートしていますので実装したいロジックの規模に合わせて選択することができます。FPGAの外部メモリとして、2GB DDR3 SDRAMを搭載しています。ホストインタフェースは、PCIe x8 レーンで高速データ転送が可能です。Linux、Windows 用BSP及び FPGAデザインキットを用意しています。高速デジタル信号処理向けボード間インターフェースに最適です。フォームファクタは、VPX(3U/6U)タイプの他にXMCを提供しています。
気象レーダ、合成開口レーダ、パルスレーダ、フェーズドアレイレーダ、デジタルビームフォーミング、無線通信、ターゲット認識等のアプリケーションに最適です。
- 仕様
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インタフェース 32ch LVDS FPGA 1x Virtex-6 ドライバ Windows, Linux タイプ 3U/6U VPX, XMC - 特徴
- ▮ 32ビットのLVDSデジタルI/O
▮ LVDSクロックとデータバリッド/SUSPEND信号対応
▮ Xilinx Virtex-6 LTX/SXT FPGAをサポート
▮ システムメモリとの間でデータ転送するDMAコントローラ
▮ 2GBオンボードメモリ搭載
▮ PCI Expressインターフェース
▮ カスタムI/OのためのFPGAへのLVDS/Gigabitシリアル接続オプション
▮ 3U VPX, 6U VPX, XMCのモデルを用意 - Model 52610:3U VPX(Single XMC with optical/backplane RF)
- Model 57610:6U VPX(Single XMC)
- Model 58610:6U VPX(Dual XMC)
- Model 71610:XMC
- ▮ 耐環境モデルに対応
- ソフトウェア無線のパイオニア
- Pentek社は、1986年に米国New Jerseyで設立された高速リアルタイム記録システム、データ取得とI/O、DSP (デジタル信号処理) および SDR (ソフトウェア無線) のリーディングサプライヤです。
30年以上にわたり、多くのミリタリプログラムや商用市場で顧客の要求を満たすボードとレコーディングシステムを設計および構築しており、ラボ向けおよび耐環境の高性能COTSボードと記録システムソリューションを提供しています。Pentek社の製品は、AMC、cPCI、FMC、PCIe、PMC、XMC、VME、VPX等の各種フォームファクタのボードレベル製品とポータブル、ラックマウント、SFF(スモールフォームファクタ)の記録システムを米国内で設計・製造しています。レーダー、通信、SIGINT、ビームフォーミング、ソフトウェア無線、SATCOM市場向けに広く供給しており、長期的な製品の可用性とライフサイクルサポートを提供します。
ブロック図
スペック
▮入出力ポート | |
Data | 32ペアLVDS, 2.5V |
Clock | 1ペアLVDS, 2.5V |
Data Valid | 1ペアLVDS, 2.5V |
Suspend | 1ペア, 2.5V |
▮FPGA | |
標準 | Xilinx Virtex-6 XC6VLX130T |
オプション | Xilinx Virtex-6 XC6VLX240T又はXC6VSX315T |
▮メモリ | |
標準 | 2 bank, 512MB DDR3 SDRAM |
オプション | +2 bank, 512MB DDR3 SDRAM |
▮インタフェース | |
PCI Express | Gen. 1: x4 |
▮ソフトウェアサポート | |
Linux, Windows | |
▮環境特性 | |
動作温度 | 0 ~ +50℃ |
保存温度 | -20 ~ +90℃ |
相対湿度 | 0 ~ 95% *結露なきこと |
※オプションで温度拡張版あり | |
▮フォームファクタ | |
VPX (3U/6U) / XMC |