当社で取り扱っている各種ボード製品に関連する技術情報を解説します。
FPGA
FPGAモデルの違いや開発方法を解説
Virtex-7


- Virtex-6の2倍のシステム性能と容量を実現するよう最適化された高性能のFPGA
- SSI (スタックドシリコンインターコネクト)テクノロジによって高集積化を実現
- 最大200万ロジックセル、VCXOコンポーネント、AXI IP、AMSを統合
- 最大2.8Tb/sのシリアル総帯域幅、最大96個の13.1G GT、最大16個の28.05G GT
- 5,335GMAC、68Mb BRAM、DDR3-1866対応
Kintex-7


- Virtex-6の2倍の対価格性能を実現するよう最適化された新しいクラスのFPGA
- Virtex-6と同等性能でありながら、コスト・消費電力50%削減を実現
- 最大478,000ロジックセル、VCXOコンポーネント、AXI IP、AMSを統合
- 最大32個の12.5G GT
- 2,845GMACS、34Mb BRAM、DDR3-1866対応
Virtex-6


- Virtex-5と比較して最大50%の消費電力低減と20%のコストダウンを実現
- ロジック用に最適化されたLXT、信号処理用に最適化されたSXT、高速シリアル通信に最適化されたHXTがある
- 最大6.6Gbpsで動作可能なGTXトランシーバ
- PCI Express Gen2に対応したインターフェイスブロックを内蔵
- 10/100/1000 Mb/sイーサネットMACブロックを内蔵
Virtex-5


- Virtex-4 と同様、ロジック、信号処理、プロセッサと高速シリアルの各アプリケーションごとに特化したアーキテクチャをとりつつ、より高いパフォーマンスと低消費電力を目指して開発されたFPGA
- ロジック用のLX、超高性能ロジック用のLXT、信号処理/ シリアル通信用のSXT、高速シリアル通信を備えたFXT シリーズがある
- より柔軟性の増したロジック、DSP 機能
- PCI Express エンドポイント内蔵
- ギガビットイーサネット MAC 内蔵
Virtex-4


- Xilinx 社製マルチプラットフォームFPGA
- ロジック用に最適化されたLX、信号処理用に最適化されたSX、高速シリアル通信に最適化されたFX シリーズがある
- Virtex-4 はロジック、信号処理、プロセッサと高速シリアルの各アプリケーションごとに特化したアーキテクチャをとることで、それぞれの分野で最高のパフォーマンスと最小の消費電力を達成することを目的として開発
- 高度なクロック管理と柔軟なメモリ構成
- 最高で 6.5Gbps のシリアルトランシーバ
- DSP 機能
Kintex-UltraScale


- 対コスト性能に優れたXilinx UltraScaleアーキテクチャFPGA
- Kintex-7と比べて単位ワットあたり 2倍以上のシステムレベル性能
- モノ リシックデバイスと次世代スタックドシリコンインターコネクト (SSI) テクノロジを採用したデバイスの両方で展開
- DSPおよびブロックRAMの対ロジック比率が高い
- 次世代トランシーバーを搭載
Virtex-UltraScale


- 容量および性能共に優れた Xilinx UltraScaleアーキテクチャFPGA
- モノリシックデバイスと次世代の SSI テクノロジデバイスの両方で展開
- 最高のシステム容量、 帯域幅、 性能を提供
- 20nmプロセスルールを採用
Zynq


- Arm Cortex™-A9 プロセッサと 28nm Artix®-7 ベースのプログラマブル ロジックを統合
- 単位ワットあたり優れた性能および最大の設計柔軟性を提供
- 6.25Gb/s トランシーバーと一般的なハード ペリフェラルを搭載
- XilinxのFPGAで最も低価格なシリーズ
Zynq UltraScale+


- 最高性能のSoC FPGAデバイス
- プロセッシングに特化したMPSoC、RF-AD/DAに特化したRFSoCがある
- TSMC 社の 16FinFET+ プロセス テクノロジを採用
- 64 ビットのクワッド コア Arm Cortex-A53 プロセッサ搭載
- 次世代 AXI インターコネクト採用
- RF データ コンバーターと SD-FEC (Soft-Decision Forward Error Correction) を単一の SoC アーキテクチャに統合
FPGA開発手法


- VHDL/Verilog 言語を使用してFPGA コードをダイレクトに記述する方法: 弊社取り扱いFPGA ボードには、FPGA 開発用の『FPGA デザインキット』が用意されており、含まれるサンプルコードには、ユーザアルゴリズムを実装しやすいようにユーザブロックがVHDL コードで予め準備されているものもある。これによりユーザはユーザブロックのエリアのみ開発する事でFPGA にアルゴリズムを実装する事が可能。
- MATLAB/SimuLink によるFPGA 開発: VHDL/Verilog 等のFPGA 言語を理解されていないユーザでもFPGA の開発が可能。弊社で取り扱いのFPGA ボードには、MATLAB/SimuLink によるSimuLink モデルから、ダイレクトにFPGA のコードを生成して、FPGA 内部のユーザブロック内にそのFPGA コードを組み込むことを可能にする。