概要
VPXST-6501は、最大18GHzの周波数に対応したVPXタイプのRFダウンコンバータ/アップコンバータです。
6GHz~18GHzをカバーし、10Hzのチューニングステップサイズを備えています。
周波数レンジはオプションで2~18GHzをサポートします。構成オプションで、2chダウンコンバータ&2chアップコンバータ、又は4chダウンコンバータを選択することができます。フォームファクタは2スロット幅VPX、又は19インチラックマウントタイプを選べます。電子戦、レーダなど広帯域の信号送受信用に適しています。
- 仕様
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RF入力周波数 6GHz~18GHz 帯域幅 1000MHz タイプ 6U VPX, 19インチラックマウント - 特徴
- ▮ 6U VPX 2スロット幅又は19インチラックマウント
▮ 周波数レンジ:6~18GHz(標準)、2~18GHz(オプション)
▮ 最大1000MHzの帯域幅をサポート
▮ 超高速チューニング
▮ 位相コヒーレントスイッチング
▮ 2基の独立したシンセサイザー(LO)オプション
- RFの専業メーカー
FEI-Elcom Tech社は、さまざまなDRO(誘電体共振発振器)ベースのRF周波数を専門とする設計および製造会社として1995年に設立されました。
世界中のユーザが、Elcom社の低位相ノイズとスイッチング速度技術の優位性を認識し、複数の企業との一連の共同設計関係を通じて新しいDSP対応技術「FlxGen™製品」をSIGINTおよびSATCOM市場に導入してきました。 FEI-Elcom Tech社の製品は、RFアップ/ダウンコンバータ、RFレシーバ、合成信号発生器、ブロックコンバータ、フェーズロックDRO等であり、電子戦、レーダー、電磁環境シミュレータ、SIGINT、5Gワイヤレスなどのアプリケーションに利用されています。
FEI-Elcom Tech社の顧客は、航空宇宙防衛および商業市場の両方における業界リーダーであり、世界中の防衛部門や国防省にソリューションを提供するだけでなく、BAE, Northrop Grumman, Lockheed Martin, Boeing, Agilent Technologies, L3 Communications, General Dynamics, NAVAIR, Rockwell Collins, Raytheonなどのユーザに継続的な供給を続け信頼を得ています。
ブロック図
スペック
▮ 周波数 | |
周波数レンジ | 6 ~ 18.0 GHz (2~18GHzオプションあり) |
ステップサイズ | 10 MHz |
チューニング速度 | < 1μsec |
位相ノイズ | < 0.5 Deg. RMS |
▮ RFセクション | |
ダウンコンバータNF | 15 dB, @max gain |
RF to IFゲイン | 21 dB±1 dB |
RF減衰 | 0-26 dB, 2 dBステップ |
IF減衰 | 0-30 dB, 1 dBステップ |
▮ ダイナミックレンジ | |
イメージリジェクション | > 80 dB |
IFリジェクション | > 80 dB |
LO再放射 | -80 dBm |
内部スプリアス | -60 dBm max. |
入力IP3 | +5 dBm |
BIT | -30 dBm min. |
最大入力レベル(ダメージなし) | +15 dBm |
▮ ワイドバンドLバンド出力 | |
中心周波数 | 1.875 GHz(その他オプションはお問い合わせください) |
帯域幅(3dB) | 1 GHz |
RF to IFゲイン | 21 dB±1 dB |
パスバンドフラットネス | ±1 dB Typical, ±1.5 dB Max |
群遅延 | 3 ns over 80% BW |
アンチエリアシングフィルタリジェクション | >70 dBc@±250 MHz from Band Edges (1 GHz IBW) |
▮ 位相ノイズ@18GHz(標準) | |
1 KHz | -114 dBc/Hz |
10 KHz | -123 dBc/Hz |
100 KHz | -127 dBc/Hz |
1 MHz | -140 dBc/Hz |
10 MHz | -150 dBc/Hz |
100 MHz | -155 dBc/Hz |
▮ 環境条件 | |
動作温度 | 0 ~ +50℃(オプション:-20~+70℃) |
消費電力 | 45W (Typ) *オプションによる |
▮ メカニカル | |
フォームファクタ | 6U VPX, 2スロット幅又は19インチラックマウント |
質量 | 3.5 ポンド (1.58 kg) *オプションによる |