概要
12AIOは、32ch 12bit 1.5MHz の ADコンバータ と 4ch 12bit 400kHz の DAコンバータを搭載した マルチプレクサタイプのA/D・D/Aボードです。
32ch 12ビットアナログ入力をサポートしており最大1.5MHzでスキャンコンバートします。4つのアナログ出力チャネルは同期または非同期で更新し、波形生成をサポートすることができます。内部オートキャリブレーション機能により、ボードをシステムから取り外さずにキャリブレーションを実行することができます。ソフトウェア制御のテスト構成には、すべてのアナログ出力チャネルを監視するループバックモードが含まれています。アナログ入力および出力チャンネルのゲインおよびオフセット補正は、自動キャリブレーション中にチャネル補正値がロードされたキャリブレーションDACによって実行されます。 デジタルI/Oポートは、16本の双方向データラインと2本の補助I/Oラインを備えています。
ご利用になるハードウェア環境に合わせて、PCIe(x1)、PCI、PMC、3U cPCI PC104の各フォームファクタが選べます。(写真はPCIeタイプです)
- 仕様
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A/Dコンバータ 1.5MHz, 12bit, 32ch D/Aコンバータ 400KHz, 12bit, 4ch サンプリング マルチプレクサ ドライバ Windows, Linux タイプ PCIe / PCI / PMC / 3U cPCI / PC104 - 特徴
- ❖ 32chシングルエンドまたは16ch差動によるアナログスキャン入力
❖ 4ch 12bit DAコンバータを搭載したアナログ出力
❖ 2本のI/Oラインを備えた16ビットの双方向デジタルポート
❖ アナログ入出力レンジ:±10V、±5V、±2.5V(ソフトウェア選択可能)
❖ 32Kサンプルの入出力FIFOバッファメモリ搭載
❖ シングルチャンネルモードで1.5MSPS AD変換レート
❖ マルチチャンネルスキャンモードで1.0MSPS AD変換レート(高速スキャンオプション1.5MSPS)
❖ 低クロストークノイズ、および入力バイアス電流、すべてのアナログ入力ライン上にバッファアンプを実装
❖ 1.2 MSPSの合計アナログ出力 DAサンプリングレート(0.3 MSPS/ch)(合計1.6MSPS、0.4MSPS/ch、オプションの高速スキャン)
❖ 波形生成およびAWGをサポート:連続モードとワンショットモード
❖ 内部レートジェネレータは、入力サンプリング、出力サンプリング、またはその両方を同時制御
❖ アナログ入力と出力のマルチボード同期サポート
❖ アナログ入力および出力チャネルのオートキャリブレーション内蔵
❖ 連続およびバースト入力および出力モード
❖ DMAエンジンによりホストI/Oオーバーヘッドを最小化
ブロック図
スペック
■ アナログ入出力 | 入力レンジ:±2.5V, ±5V, ±10V (プログラマブル) 入力インピーダンス:1MΩ(*スキャンレートに依存せず) コモンモード除去:60 dB typical, Dc-60 Hz (差動入力) コモンモードレンジ:±10V(差動入力時) オフセット電圧:±3.0 mV max. バイアス電流:80 nA以下 ノイズ:0.7 LSB-RMS typical クロストーク除去:75 dB typical, DC-10kHz 過電圧保護:±30V 出力レンジ:±2.5V, ±5V, ±10V (プログラマブル) コネクタ:68pin 0.05″デュアルリボンソケット 接続コネクタ型番:Robinson Nugent P50E-068S-SEA又は互換品 |
■ A/Dコンバータ | チャンネル数:32chシングルエンド又は16ch差動 分解能:12 bit サンプリングレート:1500 kSPS (シングルチャンネルモード)、 1000 kSPS (スキャンモード) スキャンレート:31K ~ 500K/sec スキャンチャネル:2, 4, 8, 16, 32 (シングルエンド)、 2, 4, 8, 16 (差動) |
■ D/Aコンバータ | チャンネル数:4chシングルエンド 分解能:12bit サンプリングレート:300kSPS(標準)、400kSPS(アクセラレートスキャン) |
■ 環境条件 | 動作温度:0 ~ +65℃ 保存温度:-40 ~ +85℃ 相対湿度:95%(結露なきこと) |
■ フォームファクタ | PMC / PCI / 3U cPCI / PCIe / PC104 |