概要
16SDI-HSは、1.1MHz 16bit 6ch ΔΣ(デルタ・シグマ) 方式のADコンバータを搭載した A/Dボードです。(写真はPMCタイプです)
アナログ入力を最大1.1MHzでサンプリングできるADコンバータを搭載しており、高精度電圧測定から複雑なオーディオ信号や波形の解析まで、幅広いアプリケーションに使用することができます。6chのシグマ・デルタ・アナログ入力チャンネルは、2つの独立したサンプル・クロックのいずれかで制御することができ、複数チャンネルをロックすることができます。ADサンプルレートは、30KSPS~1.1MSPSまで調整可能で、入力レンジはソフトウェアで±1.25V、±2.5V、±5V、±10Vのいずれかを選択できます。内部オートキャリブレーション機能により、ボードをシステムから取り外さなくても定期的なキャリブレーションを実行できます。
6chの入力チャンネルにはそれぞれ、入力バッファ、適応デジタル画像フィルタ、および専用のデルタ・シグマADコンバータが含まれています。入力は、差動またはシングルエンド動作として構成することができます。
ご利用になるハードウェア環境に合わせて、PCIe、PCI、PMC、3U cPCI PC104の各フォームファクタが選べます。
- 仕様
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A/Dコンバータ 1.1MHz, 16bit, 6ch(ΔΣ型) ドライバ Windows, Linux タイプ PCIe / PCI / PMC / 3U cPCI / PC104 - 特徴
- ❖ デルタ・シグマAD変換により外部アンチエイリアスフィルタ不要
❖ 高い実効サンプリングレート。同じ変換レートで動作する連続近似コンバーターの有効レートの16~32倍
❖ アンチエイリアス入力フィルターにより帯域外干渉成分を除去
❖ 入力レンジ:±10V、±5V、±2.5V、±1.25V(ソフトウェア選択可能)
❖ 6ch, 16bitアナログ入力チャンネル、専用シグマデルタADコンバータ搭載
❖ 最大1100KSPS ADサンプリングレート
❖ 2つのADサンプルレートジェネレータ、0.2%の精度で調整可
❖ 低ノイズ、±1.25Vの入力レンジで130µVRMS未満
❖ 2チャネルDMAをサポートする64KサンプルのFIFOバッファ。すべてのADデータにチャンネルタグを付加
❖ ハーモニックサンプリングをサポート、チャネル間のクロック比は1~20
❖ オートキャリブレーション機能内蔵
❖ 一体型シールドにより、PMC環境での放射ノイズの影響を最小限に抑える
❖ VxWorks™およびWinNT™ドライバーが利用可能
ブロック図
スペック
■ アナログ入力 | コネクタ:37pin 0.05″メタルシェルコネクタ 入力レンジ:±1.25V / ±2.5V / ±5V / ±10V インピーダンス:1 MΩ コモンモード除去:80 dB typical, DC-60 Hz, 差動入力モード コモンモードレンジ:±10V |
■ A/Dコンバータ | チャンネル数:6chシングルエンド又は差動(12ch, 4chオプションあり) 分解能:16 bit サンプリングレート:30K ~ 1,100KSPS SNR:85 dB (30KSPS), 67 dB (1100KSPS), typical |
■ 環境条件 | 動作温度:0 ~ +55℃ 保存温度:-40 ~ +85℃ 相対湿度:80%(結露なきこと) |
■ フォームファクタ | PMC / PCI / cPCI / PCIe / PC104-Plus |